日本製鉄 鋼矢板 Item No. MMK-004
豊富な形状・種類と優れた施工性
新日本製鉄と住友金属が統合して誕生した新日鉄住金が2019年4月に商号を変更して、新たなスタートをきった日本製鉄。その鋼矢板は、港湾・河川・土留・締切りなどの工事分野において使用され、優れた品質と施工性によって広く好評です。
日本製鉄は、これまで蓄積してきた圧延・加工・利用の豊富な技術と品質特性を活かし、様々な新製品の開発を行っています。従来の鋼矢板に比べて経済性が高く、しかも施工性にも優れた有効幅900mm の鋼矢板『ハット形鋼矢板』を開発し、極めて高い評価をいただいています。
ハット形鋼矢板は、これまでのNS-SP-10H、NS-SP-25H、NS-SP-J に加え、新たに「NS-SP-45H」、「NSSP-50H」をラインアップ。これにより、ハット形鋼矢板の適用範囲を拡大しました。
ぜひご検討ください。
※お問合せの際は、工事名、工事場所、希望納期、材料の規格、型式、数量、トレーラー搬入・車上渡し可能か、また材料を図面より確認いただき、ご教授願います。
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■ハット型鋼矢板 特徴
●優れた施工性
ハット形状の採用により、大断面でありながら極めて優れた施工性を実現いたしました。
●高い構造信頼性
従来の鋼矢板で行っていた継手効率による断面性能の低減を不要といたしました。
●優れた経済性
単位壁面積当りの鋼材重量を低く抑えることができ、経済性の向上が可能になりました。
また、有効幅900mmとすることにより、従来の鋼矢板と比較し施工枚数を低減させ、工事費縮減・工期短縮ができます。
■U形鋼矢板 特徴
●長い伝統と培われた技術
U形鋼矢板は、長い伝統と技術により、古くから設計者や施工者にもなじみが深く、永久構造物や仮設土留工事用、仮締切用として広く使われます。
●再利用可能
堅ろうなうえ、1枚当りの断面二次モーメントを大きくとってありますから、くり返して使用することができます(NS-SP-IIW、IIIW、IVWは除く)。
●豊富な種類
壁幅1m当りの断面係数が874~3820㎤までそろっています。
■NS-PAC®鋼矢板 特徴
●優れた防食性
耐塩水性、耐薬品性、対候性に優れたウレタンエラストマー(有機高分子化合物)を、強力に被膜しているため、長期間の耐久性を有します。
NS-PAC®鋼矢板は、㈶沿岸技術研究センター発行「港湾鋼構造物防食・補修マニュアル」に重防食被膜として紹介されています。
●安定した品質
厳しい品質管理のもと工場生産していますので、安定した品質が得られます。
●現場での高い施工性
塗装品のため取扱いには注意が必要ですが、一般的には無塗装の鋼材と同様の方法で施工できます。
■NS-PAC®鋼矢板 構成
重防食仕様面
●原則として海側のみNS-PAC®被膜とします。
●被膜厚さは標準2.0mmです。
●鋼矢板上端からの無被膜長さは150mm以上を標準とします。
●ハット形鋼矢板、U形鋼矢板(500・600mm幅)について被膜可能です。
■コーナー鋼矢板 特徴
●加工不要で重量の大幅減少
コーナー鋼矢板は、従来の溶接加工によるT形コーナー鋼矢板に代わる製品として圧延法により開発されたもので、溶接などの加工が不要、重量が大幅に減少します。
●新規の打設機器不要
建て込みには従来の打設機器がそのまま使用できます。
●高い継手性能
コーナー部継手の形状は、ラルゼン型を基本に、離脱防止のために改良を加えていますから、嵌合性、繰り返し耐久性などの継手性能が特に優れています。
■NS-SP-J 特徴
●近接施工が可能
専用圧入機との組み合わせにより、境界や構造物とのゼロクリアランス施工を実現しています。
●継手効率 100%
継手位置が外側にあるため、継手による断面性能の低減が不要です。
●仮設土留めの工期・工費短縮を実現
有効幅が600mmなので、従来の400mm幅の仮設鋼矢板に比べて施工枚数の削減が可能です。さらに、継手個所の低減による止水性向上が可能です。