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ガンサイザー 28型 Item No. NIK-03

火薬に変わる新しいタイプの破砕薬。非火薬なので火薬取扱許可書が不要!

●特徴
①水蒸気を利用して瞬時に岩盤等を破壊する蒸気圧破砕薬です。
②非火薬組成の破砕薬を使用しており、火薬類取締法の摘要を受けません。
③瞬時に岩盤やコンクリート等を破砕します。静的破砕材剤のような待ち時間が不要です。
④衝撃波が発生しないため低振動で破砕できます(振動速度値で発破工法の1/2~1/5程度)
⑤-15℃~+75℃の環境温度下で温度に左右されずに破砕が可能です。

●適用
●ガンサイザーは、火薬類が使用できない場所や、市街地などの振動・騒音問題に配慮画必要な場所における、岩石・岩盤の破砕、コンクリート構造物の解体、及びトンネル掘削等に多数使用されております。


※ガンサイザーはインターネットではご購入いただけません
 講習を受けた方のみの対象で、あくまでも情報提供です。
 詳細についてはお問合せください。

ガンサイザー27型筒体が変わりました!!
ワンタッチ式の筒体になり、着火具が筒体に速やかに取り付けられ、ガンサイザーがより一層使いやすくなります。

販売単位:
1箱(40個)
Price :
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●性能

 性状 粉上~顆粒状
 比重 1.07~1.25g/㎤
 発火点 520℃以上
 反応速度(試験条件下 300m/s以下
 最大燃焼圧力到達時間 30~50ms
(0.03~0.05秒)
 密閉燃焼圧力 3,000kgf/㎠
 発生ガス 3,300ℓ/㎏(330d㎥/㎏)
※一部誘導ガスが含まれるので、坑内での使用には換気が必要です
 反応生成熟 1,170kJ/kg


●サイズ表

 穿孔機械 手持ち式さく岩機 トンネルジャンボ クローラドリル
 標準穿孔長(㎜) φ32 φ32(φ34) φ45 φ65 φ76 φ89
 薬筒サイズ 28-6型 28-12型 28-24型 38-30型 38-75型 55-50型 55-100型 55-200型 65-300型 
 薬筒径(㎜) φ28 φ38 φ55 φ65
 薬筒長(㎜) 120 215 400 315 690 230 460 800 850
 薬剤量(g) 60 120 240 300 750 500 1,000 2,000 3,000

※38-30型、38-75型はトンネルに用途を限定しません。懸垂式さく岩機やアタッチドリル(油圧ショベルの外付ドリル)を用いることで、明り工事、深礎工事をはじめ、多くの工事に使用が可能です。
※探知ひもは28型のみの使用です。38型、55型、65型にはついておりません。

●着火具の種類

 種類 瞬発イグナイト IC段発イグナイタ
 28-6型、28-12型用 28-24型、38型用 55型、65型用 28型用(φ30) Tタイプ(φ38) Aタイプ(φ38)
 脚線長(m) 1.8 2.4 4.5 2.4 1~2段 4.5 4.5
 3段以上 3.0
 脚線色 赤白 赤白 赤白 段別 段別 緑白
 段数 ― ― ― MS1~20段 MS1~20段 MS1~100段
 DS1~10段

※薬筒と瞬発イグナイタの組合せは変更可能です。
※IC段発イグナイタの着火には専用着火機が必要です。
※55型及び65型でIC段発イグナイタを使用する場合は別途アダプターが必要です。

ガンサイザーは財団法人土木研究センター発行の土木系材料技術・技術審査証明報告書(技審証第0101号)により、以下の審査証明を受けております。 (証明書抜粋)
●引張強度が150kgf/c㎡程度までの岩石、岩盤、コンクリートを瞬時に破砕できる。
●破砕する場所の環境温度(-15℃~+75℃)に左右されることなく一定の破砕性能が発揮でき、さらに運搬、保管、または取り扱い時の温度、振動、または衝撃により影響を受けない。
●ガンサイザーによる破砕時に発生する地盤振動は、火薬類による発破工法と比較し、同等の破砕効果となる薬剤量での破砕を行う場合において、振動速度値で50%程度の値となる。

製品概要

ガンサイザーは爆薬と良く似た発破工法・性能ですが
火薬の取扱許可書を取らなくても発破することができるスグレものです。(許可書は要りませんが、現場に黒手帳をお持ちの方が一人は必要です。)

火薬とは違い、岩石・岩盤・コンクリート等の脆性体を薬剤の熱分解時に発生する水上気圧により、瞬時に低振動状態で引張破砕します。

●用途
・造成工事等のベンチ破砕
・道路広幅工事等ののり面整形破砕
・転石の小割破砕
・下水道管理施設等の溝堀破砕
・立抗掘削や盤下げ破砕などの1自由面破砕
・無筋及び鉄筋コンクリートの破砕。
などで使用されております。

■破砕手順

1.破砕計画
破砕パターン設計
2.穿孔
孔長・本数の確認、手持ち削岩機、トンネルジャンボ、クローラードリルで穿孔
3.装薬
破砕薬剤に着火具の取付、1薬筒に1着火具を取り付ける
4.填塞
湿潤砂等により穴の隙間を完全密閉する
5.結線
着火具の脚線を相互に接続する
6.飛石養生
防爆シート、防護マット等により十分に防護を行う
7.結線確認
発破用抵抗測定器を使用する
8.着火
発破器、専用着火器により行う
9.破砕状況の確認
破砕結果及び未反応薬剤の有無を確認する。残留破砕薬が発生した場合は「ガンサイザー取扱説明書」に従う

火薬ではありません

ガンサイザーは薬剤の熱分解時に発生する水蒸気圧を利用し固い岩盤を破砕する他にはない画期的な非火薬破砕薬です。火薬類を含まないので、火薬類取締法の適用は受けず、はんざつな消費許可。必要な時に、必要な時に、とにかく手早く扱えるのがポイントです。

瞬時に破砕完了

ガンサイザーはいわゆる静的破砕材とは違います。着火具をセットし電気着火することで、素早くその場で破砕作業が完了。待ち時間は不要です。作業をスムーズに進め、工期を短縮することができます。

低振動で安全

ガンサイザーは一般的な爆薬のような衝撃波が発生しません。一般的な爆薬の1/2~1/5程度の低振動を実現。民家や建造物が隣接する現場や、一般道路に接近する場所でも破砕作業を可能にする安全性の高い非火薬破砕薬です。

工期の短縮が可能です

新技術情報提供システム(NETIS)の活用効果評価結果において、次の所見をいただきました。

●非火薬であるが対象物を瞬時に破砕できるため、従来技術と比較して工程の短縮が可能である。

●火薬類に匹敵する施工性を有するが消費許可を必要としないため、保安物件の条件により火薬類による作業ができない箇所において有効である。

他の破砕工法の課題もカバー

●大規模な各種土木・破砕工法としては火薬類が一般的でしたが、現在では大型ブレーカによる破砕工法や、明り工事におけるリッピング工法、さらに油圧クサビによる割石工法などさまざまな工法が開発されています。しかし施工効率、適用範囲に限界があり、工期・コスト面で問題を生じる場合がありました。ガンサイザーは、こうした問題点をクリアした非火薬破砕薬です。

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