クボタ 鋼管杭 Item No. MMK-002
優れた性能、確かな品質と信頼性で
快適な生活環境の創造に貢献します
農機で有名なクボタは、約130年かけて磨き抜いてきたプロセス技術を背景に、社会と産業の発展に貢献する素形材も多数生産しています。クボタ鋼管杭もその1つです。
耐震構造の重要性がこれまで以上に問われる現在、基礎杭にも大きな耐力や施工性、信頼性が必要とされるようになりました。クボタ鋼管杭はそうした要求にお応えします。
優れた性能や確かな品質、高い信頼性・施工性から、耐震性能が要求される建設構造物を支える基礎杭として、広く利用されています。
※お問合せの際は、工事名、工事場所、希望納期、材料の規格、外径・厚さ、長さ、数量(重量)、トレーラー搬入・車上渡し可能か、また材料を図面より確認いただき、ご教授願います。
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■特徴
①大きな支持力
材料強度が高く、堅固な支持層まで確実に到達させることができ、大きな支持力が得られます。
②大きな水平抵抗力
大きな耐力、曲げ抵抗が得られ、地震時に良好な水平抵抗力を発揮します。
③長尺施工が可能
開端杭のため打込みが容易であり、溶接による継ぎ杭ができるため、現場での長尺施工が可能です。
④合理的な設計が可能
幅広い範囲の外径、厚さ、長さを選定できるため、設計荷重に見合った合理的な設計が可能です。
⑤上部工との結合が容易
杭頭部に鉄筋を配置することにより、上部コンクリートと容易に結合することができます。
⑥運搬、取扱いが容易
コンクリート杭に比べて軽量で、運搬、取扱いが容易です。
⑦優れた経済性
工期の短縮や工費の節減が図れ、経済性に優れてい ます。
■用途
①橋梁基礎
道路橋、鉄道橋、高架橋、歩道橋などの橋脚、橋台の基礎
②港湾、河川
桟橋、岸壁、防波堤、ドルフィン、シーバース、水門、河口堰
③建築基礎
各種住宅、倉庫、工場、オフィスビルなどの基礎
④その他
ポンプ場、擁壁、タンク、鉄塔、照明塔、遮音壁の基礎、 地すべり抑止杭
■ラクニカンジョイント®
これまで鋼管杭は、施工現場に搬入された各単管を現地で溶接接合することが一般的でした。
しかし、溶接作業を実施するにあたっては、溶接工の技量確認、適切な作業条件の確保および放射線透過試験(RT)や超音波探傷試験(UT)による溶接部の品質確認検査など入念な施工管理が必要です。さらに、鋼管杭の大径厚肉化が進み、施工時間に占める溶接作業の割合が増加しているため、溶接に替わり、信頼性が高く、簡便で安価な鋼管接合方式が求められてきました。
ラクニカンジョイント®は、鋼管杭・鋼管矢板の現場溶接接合に替わるものとして開発された機械式継手です。このラクニカンジョイント®を現場接合に用いて、安定した品質の確保、施工工期の短縮、作業負荷を軽減することで、建設コストの縮減に貢献します。
ラクニカンジョイント®は道路・鉄道・港湾・河川・電力での実績が多数あります。
■構造
ラクニカンジョイント®は、「ボックス継手」「ピン継手」「荷重伝達キー」「挿入固定ボルト」で構成されています。ボックス継手は、その内面円周溝に、荷重伝達キーと称する円弧状の板が複数個(円周方向に分割)格納されており、挿入固定ボルトの回転によって結合する構造です。ピン継手はボックス継手の溝と相対する位置に外周円周溝が切削されています。
上杭鋼管に工場円周溶接されたボックス継手を、下杭鋼管に工場円周溶接されたピン継手に挿入した後、挿入固定ボルトを回転させることで、ボックス継手に格納していた荷重伝達キーをピン側の溝に入り込ませ、継手部材を一体化して鋼管の接合を完了します。
この後、挿入固定ボルトの締め込み深さを確認する事で、ラクニカンジョイント接合の全数検査が容易に行えます。
また、継手部材外面に「回転抑止キー」を配置する事で、施工時の回転トルクを伝達できます。なお、振動・打撃工法に適用する場合、 挿入固定ボルトの緩み防止対策を施します。