建設機械・産業機械搭載 油圧機器の再生・修理 Item No. SGY-001
油圧機器の再生修理で
大幅なコストダウン!!
住友建機販売、コベルコ建機、日立建機、小松製作所、日本キャタピラー、タダノ、ヤンマー建機などの建設機械や産業機械に搭載されている油圧ポンプ、旋回モータ、走行モータ、シリンダといった油圧機器(油研工業、川崎重工業 、ナブテスコ、ポクレンハイドロリックス、ボッシュ・レックスロス、東芝機械製など)を修理、オーバーホールいたします。
油圧機器を回収、最低限必要な部品を交換、修正して組み上げ、徹底した性能試験をクリアする油圧機器に仕上げることができます。
機械自体や大きな部品全体の買替を迫られるなかで、回収した油圧機器を、限りなく新品と同等の性能を発揮する状態に再生できれば、大幅なコスト削減が可能になります。
写真は:コベルコ建機 1986年製 SK09-N2M/C LQ03-0195× 油圧ポンプ修理対応
※ご用命の際は、下記PDFを印刷・記入していただきメールかFAXでお送りください。
下記をお知らせください
・機械本体のメーカー名/型式/シリアル番号
・油圧ポンプのメーカー名/型式
・不具合状況
- 販売単位:
- Price :
- Please contact us
サービスの主な流れ①
・油圧ポンプ、モーターなどの機種や型式、現在の不具合状況などを、電話やメール、FAXにて確認させていただき、詳しい打ち合わせを行います。
・作業の見積を行うため、修理品の現物を指定工場まで搬送していただきます。
・修理品を分解、点検して修理診断を行い、見積書を作成します。(ここまでは無償です!)
・調達部品の有無、納期、修理の可否、さらに、作業に必要な金額をお客様にご連絡し、打ち合わせを行います。
・修理作業が発生しない場合、現物を廃却処分するか返送するかをお客様に確認します。
サービスの主な流れ②
・修理を実施する場合、シール類一式、軸受類一式、調達部品を手配し、さらに、シャフトや回転部制御器等、再生修理のための調整加工を手配します。
・部品と調整加工が終了した段階で、使用部品を仕上げ洗浄して再生組立をします。
・性能試験を行います。メーカーの資料があれば、新品に近い性能に圧力や流量などを合わせ込みます。油圧モーターについては、詳細負荷テストができないため、無負荷運転にてDR量測定をし、良否の判定をします。その後、油漏れの確認を行います。
・必要に応じて指定塗料で塗装し、お客様のもとへ出荷します。
トラブルの兆候
お使いの建設機械・産業機械に以下のような現象が現れた場合は、何らかのトラブルが発生する可能性があります。
・油圧機器から発生する音が変化する
・油圧機器が必要以上の熱を持つ
・油圧機器の力が無くなってくる
考えられるトラブルは以下のようなものです。
・外部の油漏れ
・内部部品の異状摩耗による内部漏れ
・消耗品摩耗・破損等による作動不良
このような症状が発生した場合には、ご自分で対処せず、直ちにお取引業者か弊社までご相談ください。
弊社にご相談いただければ、状況をお伺いした上(可能なら不具合の機器を撮影していただき)、状況を確認させていただきます。
お客様側で対応できることはアドバイスいたします。お客様側では対応出来ないと判断させていただいた場合には、弊社指定工場に機器をご発送ください。
主な実績
ショベルの動きが遅く力がなくなったため油圧ポンプの点検修理を実施
分解、点検を実施して各部品を観察した結果、摺動部(シリンダブロック、バルブプレート、ピストン、スウォッシュプレートなど)の異常磨耗による性能低下と判断しました。
対応
・回転摺動部をラッピング研磨加工で修正して再生
・シャフトのオイルシールが当たる部分の摩耗を研磨加工して再生
・再生不能の部品は、お客様からの支給品と調達部品に交換
・その他必須項目のオイルシール、O-リング、ガスケット等、パッキン類を交換して組立
・性能試験を行い、圧力や流量を調整、性能良好の結果
・油漏れを確認し、漏れなしのため合格、その後納品
クレーン走行用減速機付油圧モーターと減速機部の合わせ面から作動油が漏れているため現物修理を実施
分解、点検実施した結果、オイルシール破損による油漏れでした。
対応
・オイルシール、フローテングシール、O-リング、ガスケット等、パッキン類の交換と磨耗部品の交換
・修正を実施したあと、液体パッキン使用箇所は脱脂洗浄後に塗布して組立
・性能試験は負荷試験ができないため油温を上げて無負荷運転実施
・DR量の判定で油漏れを確認し、漏れなしのため合格、その後納品
油圧機器再生修理の流れ
STEP-1
受け入れをします
不具合の油圧機器を脱着して、梱包、輸送していただきます。お客様よりお預かりした品物の状態及び付属品等のチェックをして受入をします。
STEP-2
外観洗浄後、分解します
受け入れした後、外観の砂や泥を落とし、一次洗浄を行って丁寧に分解します。
STEP-3
部品の点検・診断をして見積します
分解した部品の摩耗及び破損状態を観察し、再利用可能かの診断をした上で、交換部品は調達が可能かの見極めを行います。修理診断報告書と見積書を提出して、お客様に報告した上で修理再生の可否を判断します。
STEP-4
必要に応じて測定を行います
分解した部品は、必要に応じて摩耗状況の詳細寸法を確認するために、各種測定器を使用して測定を行います。
STEP-5
部品を調達します
修理決定後、可能なかぎり部品修正を行い、加工部品は専門の業者に依頼し、交換部品はメーカーに手配し調達を行います。
STEP-6
シール類と軸受類を調達します
交換必須項目となっている、Oリング・オイルシール等のシール一式と軸受類を専門の業者から調達します。
STEP-7
洗浄して組立てます
部品が揃い次第、全部品の仕上げ洗浄を行って、組み立てに入ります。組立難度が高いものでも、専用に製作した特殊治具を使用して、スピーディーに組み立てていきます。
STEP-8
性能試験を行います
組立完了後、試験装置に取り付けます。使用状況を考慮して実機の仕様に合わせ、圧力と流量を調整、正規の性能に近い値で設定し、データを記録します。さらに性能試験実施後、入念な油漏れの確認を行います。
STEP-9
梱包して出荷します
必要に応じて外観塗装を実施し、梱包した上、当社指定便で出荷します。お客様より指定があればその業者にお願いして出荷します。
※再生修理に要する日数や費用は、機器の破損状況などによって大きく異なるため、まずはご連絡ください。機器の状況などをお伺いした上で、お見積させていただきます。なお、お見積は無料ですのでお気軽にご用命ください。
とにかく業者に機械自体や大きな部品全体の買替を勧められても、油圧機器の修理再生で対処できる場合も多く、その際は驚くほどのコストカットとなるはずです。
部品が完全に揃った状態または部品取り寄せ入荷後ならば、約3日で発送できます。