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ロックラック®(ROCKRACK®) カヤクジャパン株式会社 Item No. KYK-001

<特徴>

ロックラック®はカートリッジ(破砕剤)と瞬発点火具、段発点火具で構成され、瞬発点火具は発破器で、段発点火具は専用点火器を用いて点火します。

●非火薬のため火薬類取締法の適用を受けませんので、
 保管や消費許可等に係る取扱いが簡便です。

●膨張圧で岩盤やコンクリートを破砕するため、
 爆薬に比べ低振動の破砕を行うことが可能です。

●適切な秒時間隔の段発点火具の使用で、
 周囲への影響を最小化できます。

(段発点火具は、チェッカーにより任意の
秒時に設定することも可能です)

●電子制御による段発点火具を使用することで、
 トンネルや深礎等で破砕効果が向上します。

●火薬類取締法の適用は受けませんが、
 作業手順は発破工法に類似しています。


※法人事業者様のみへの販売です(個人様への販売は不可)※
所定の講習を受けた方のみお取り扱い頂けるため、
詳細についてはお問い合わせください

販売単位:
Price :
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●破砕剤(非火薬破砕材)の性能

 使用温度(℃) 仮比重 反応速度(m/s) ガス量(ℓ/kg) 耐水性 後ガス
 -20~+60 1.25~1.45 100~300 379 なし※ 不良

※カートリッジの耐久性は約0.05MPa×1h
※水深10mで24時間使用可能

●点火具の性能

種類 延時方式 段発数 標準抵抗(Ω) 使用温度(℃) 静電気特性
(pF × kV)
耐水性
(MPa × hr)
結線方法
瞬発 - - 1.47 -20~+60 2000×8以上0.1×1直列
段発 電子式 200 21


●カートリッジの包装一覧

 製品名 製品寸法 包装寸法
 破砕材料(g/本) カートリッジ径(㎜) カートリッジ長(㎜)数量(本/箱) 正味重量(㎏/箱) 総重量(㎏/箱) 段ボール箱サイズ
縦×横×高さ(㎜)
 ロックラック100 100 30 180 50 5 8 319×199×175
 ロックラック200 200 38 230 50 10 14 416×266×210
 ロックラック300 300 30 450 50 15 20 486×336×170
 ロックラック500 500 38 470 30 15 19 506×264×210
 ロックラック800 800 38 700 20 16 20 736×226×172
 ロックラック1000 1000 55 430 20 20 24 466×311×235


 商品名 製品寸法 包装寸法
 脚線長(m)直径(㎜)  長さ(㎜)小箱本数(本) 段ボール箱本数(本) 段ボール箱重量(㎏/箱) 段ボール箱サイズ
縦×横×高さ(㎜)
 ロックラック®
瞬発点火具
 3.045 10 200 175×560×125 
 ロックラック®
段発点火具
30 901010011335×560×125


●段発点火具の段数と基準秒時(ms)

 主段 脚線色 副段(シールにて表示)
 ② ③⑦ ⑧ ⑩ 
 1 白-白 100 125 150 175 200 225 250 275 300 325
 2 赤-白 350 375 400 425 450 475 500 525 550 575
 3 緑-白 600 625 650 675 700 725 750 775 800 825

※主段4段以上は特注品で、最大200段(主段20段発)まで製造可能

●ロックラックの破砕事例


・トンネル破砕

ロックラックは効率的に岩盤を破砕し、周囲への影響を最小化することで振動や騒音の問題を解決できる工法です

●破砕諸元                          

 1.断面積 74.878m2
 2.掘進長 1.2m
 3.穿孔長 1.4m
 4.ビット径 45㎜
 5.孔数 192孔
 6.使用カートリッジ φ38×500g・800g
 7. 使用点火具 段発 1-1~2-7
 8. ロックラック使用量 98.4kg
 9. 破砕量 89.854m3
 10. 1m3当りの薬量 1.10kg/m3
 11. 1m2当りの孔数 2.56孔/m2

・深礎工事

制約条件下におけるおける硬岩出現時や火薬類が使用できない条件下での施工時に威力を発揮します。

●破砕諸元                          

 1.断面積 4.91m2
 2.掘進長 1.0m
 3.穿孔長 1.2m
 4.ビット径 φ36mm
 5.孔数 30孔
 6.使用カートリッジ φ30×300g
 7. 使用点火具 段発 1-1~1-3
 8. ロックラック使用量 9.0kg
 9. 破砕量 4.91m3
 10. 1m3当りの薬量 1.83kg/m3
 11. 1m2当りの孔数 6.11孔/m2

・転石破砕

山岳や林間部などでの道路造成時に、巨大な転石が出現し、その除去対応に苦慮するケースが見受けられます。このようなケースでもロックラックを使用すれば、短期間で施行が完了し、次の工事工程へ進めることが可能です。

・堰堤破砕

コンクリート構造物の解体、撤去などにロックラックは最適な製品です。写真の事例は砂防ダムの解体工事にロックラックを使用したものです。

●破砕諸元                          

 1.対象物 無筋コンクリート
 2.削孔長 1.0m
 3.削孔径 φ34mm~36mm
 4.孔間隔 400mm~500mm
 5.使用カートリッジ φ30mm×100g
 6.使用点火具 瞬発点火具
 7.1m3当りの薬量 段発 1-1~1-3

・盤下げ破砕

ロックラックは盤下げ工事においても高い破砕効果を発揮します。

●破砕諸元

 1.岩質 中硬岩
 2.1孔当り面積 1.0m2 (1.0m×1.0m)
 3.有効長 2.3m
 4.穿孔長 2.5m
 5.ビット径 φ65mm
 6.使用カートリッジ φ55mm×1kg
 7.使用点火具 瞬発点火具
 8.1孔当り薬量 1.0kg
 9.1孔当り起砕量 2.3m3 (1.0m2×2.3m)
 10. 1m3当り破砕剤量 0.43kg/m3
 11. 1m2当りの孔数 0.53孔/m2


以下の写真は、砕石場での試験破砕時のものですが、破砕効果がはっきりと見て取れます。

No. 1963
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